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■歯科金属アレルギー

-歯科金属のアレルギーについて-

 手のひらと足の裏を中心に水疱状の湿疹(しっしん)が繰り返し生じる掌蹠膿庖(じょうせきのうほう)症を引き起こすことがあります。水虫とまちがえて皮膚科を訪れる患者さんが多いのですが、掌蹠膿庖症は無菌性の膿庖が主症状ですので最近が発見されず水虫ではないと診断されます。そこで、原因不明の皮膚病として悩むわけですが、まさか口腔内の歯科金属が原因だとは思いも寄らない患者さんが多いようです。歯科金属アレルギーは、口腔内に歯科金属を使用して数十年経ってから突然発症することも多く、すぐに症状が現れるとは限りません。大切なのは、口腔内の健康がいかに全身の健康に影響を及ぼしているのかをしっかり理解することです。それは、歯科金属アレルギーに限ることではなく虫歯、歯槽膿漏(のうろう)歯並び、噛(か)み合せなどあらゆる口腔内の病状に当てはまる事です。


-金属アレルギーの有無を判定する方法-

 金属アレルギーの有無は、血液検査やパッチテストで判定することができます。パッチテストでは、パラジウムなど歯科治療に 使用される歯科金属に対応した18種類のばんそうこうを背中に張り、どの金属に反応しやすい体質なのかを調べます。当院では 歯科金属による治療を要する場合には、パッチテストによる検査をしていますが、実際にはパッチテストは広く普及しておらず、検査の設備を整えている歯科医はほとんどないと言うのが現状です。


-金属アレルギーと診断された場合、歯科金属を利用することは出来ないのか-

 健康と安全性を考えれば使用すべきではありません。歯冠修復にはオールセラミックやハイブリッドセラミックをお勧めします。 しかし、どうしても金属を使用しなければならない場合、安心できるのは純チタンです。ただ、これらの材料の使用は保険が適用されず費用がかさんでしまうと言う欠点があるのが現状です。

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